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 群馬県高崎市にある福田氏の地元事務所では駐車場に大きなテントが張られ、テレビとイス120席が用意された。昼過ぎには支持者らが集まり始め、事務所の中も合わせると300人ほどに膨れあがった。「福中戦争」と称された時代のライバル、中曽根康弘元首相からも花が届いた。

 午後3時過ぎ、新総裁当選が決まると万歳三唱を繰りかえした。ある男性の支持者は「(不出馬に終わった)昨年のことがあっただけに、よけいにうれしい」。悴田(かせだ)義則・事務所長はあいさつで「康夫代議士は離陸はしそうだが、いつかは着地する。小渕先生も安倍先生も喜ばしい終わり方を見ていない。引き続きご支援を」と話した。

 群馬県は福田氏の父赳夫氏、中曽根氏、小渕恵三氏と3人の首相を生んできた。福田氏が首相に選ばれれば4人目となる。戦後では、安倍首相の地元山口県の3人を抜き、最も多い。なぜ多くの宰相が輩出するのか。識者は上州名物の「かかあ天下」や「激しい政争」を挙げる。

 「かかあ天下」は、空っ風と並ぶ群馬名物。当地では「天下一の妻」というほめ言葉だ。夫が政府や党の要職に就くほど、地元に帰る機会は減る。おのずと日常活動は政治家の妻たる「かかあ」の双肩にかかる。

 自民党群馬県連の元事務局長戸塚一二さんは、上州出身の宰相とその妻を間近で見てきた。

 康夫氏に関しても強く印象に残っている光景がある。90年2月の総選挙のさなか。初陣とあって、事務所内をうろうろ歩き回るばかりの康夫氏を貴代子夫人が勝手口に引っ張り込んだ。

 「事務所の皆さんにあいさつしなきゃ。裏方で汗を流す方こそ大切になさい」。貴代子夫人はそう言うと、康夫氏のおしりをぽんとたたいて送り出した――。

 「激しい政争が政治家としての才能に磨きをかけ、首相にまで押し上げる」という説も有力だ。

 中選挙区制時代の群馬3区は福田、中曽根、小渕の3陣営が激しく票を奪い合った。後に首相の座をつかんだ小渕氏ですら、2人の首相経験者に挟まれた自分を「ビルの谷間のラーメン屋」と評したほど。

 群馬大の落合延高教授は「首相となった3氏はみな独自の哲学を持ち、時局を読む力も備えていた。ライバルとの切磋琢磨(せっさたくま)が成長を促した結果ではないか」と話す。 

asahi.comより引用

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